もう9月も下旬になってきましたが、
2026年8月の読書記録を残したいと思います。

8月は3冊でした。
「百年の時効」伏尾美紀著
★★★★☆
大作だった。
一人暮らしの老齢の男性が孤独死の状態で見つかる。
その傍らには、日本刀と罪の告白があった。
事件の元を辿ると昭和の戦中戦後から、平成、令和へと、時の流れの中でのその事件と、それに纏わる人々の人生が見えてくる。
そしてその時代時代の主要な社会的な出来事も一緒に出てくる。
この作品は、事件の解決の為に尽力した百年の刑事たちの物語でもあるのだと思い知る。読み応えがすごかった。
少し色々な要素を詰め込みすぎた印象は否めない。
暴力団の組織や組同士の関係とそれで起こる因果。かなり複雑で理解しにくいところもあったかも。
「マリエ」千早茜著
★★★★☆
夫から「恋愛したいから離婚して」と切り出され、1人に戻ったまりえ。
まりえの無理するでも、力むでもなく1人で自立している姿に共感。
細かい描写が良すぎる。私の感覚にするすると入ってきた。
そしてその時に私が独り言のようにちょうど思ったのと同じことが載っていた。
人は1人生まれてきて、1人で死ぬ。
突如現れるかなり年下のイケメン彼氏には、そんなことある〜?とちょっと突っ込んでしまった笑
マリエはフランス語で「結婚している」という意味なのね。
「マザーアウトロウ」金原ひとみ著
★★★★★
千早茜さんのマリエの最後に金原ひとみさんとの結婚についての対談が載っていた。
ので、迷わずにその次にこの作品を手に取った。
普通で目立たないのが一番という蹴人と結婚した波那は幸せな結婚生活を送る。そして、結婚後に紹介された義母、張子とマブダチになる!張子の破天荒ぷりが読んでいて気持ちいい。
やはり金原さんの表現や描写がとても好きでズキュンズキュン刺さりまくった。
蹴人と母親の張子は性格が全く違って見えて、お互いにも苦手と言っているけれど、根っこの部分は似ているような気もしてそれがまたいい。
張子みたいな人が周りにいたら、なんかそれでもいいんだ!って思えるようないい刺激を受けそうだ。

















